尾瀬(18/9/7~8)


 

☆天気

 

  1日目:曇りのち小雨

 

  2日目:雨ときどき曇り

 

 

 

 

 

☆コースタイム

 

9/7(1日目)

 

0912沼田駅0920===1050大清水1100---1150一ノ瀬---1245三平峠1255---

 

1305尾瀬沼休憩所---1405沼尻---1510見晴新道分岐1520---1530見晴キャンプ場()

 

 

 

9/8(2日目)

 

0400起床見晴キャンプ場0520---0550竜宮十字路---0615牛首分岐---

 

0645山の鼻0655---0740鳩待峠0840===0900戸倉0927===1050沼田駅(解散)

 

 

 

 

 

☆行動と感想

 

  この山行は本来23日の予定であり、会津駒ケ岳や至仏山といった百名山に登るもので人数ももう少し多かったのだが、台風等による夏合宿延期の皺寄せを受けて12日で至仏山を目指すこととなり、メンバーも2人だけとなってしまった。

 

その上両日とも雨天、とりわけ8日は荒天が予想されており、至仏山の登頂は厳しいだろうとCLから山行前に伝えられた。至仏山は滑りやすい岩質であり雨が降ると危険なこと、頂上付近では風が強く吹き付けるためバランスが取れず転落する恐れもあることを考えると、残念ではあるが賢明な判断であったと思う。

 

  という訳で湿地帯の景色を楽しむ方針を取り、登山というよりもトレッキングとしての色合いが強い山行であった。

 

 

 

(1日目)

 

  山行で初めて自宅から向かった。家は部室と違ってすこぶる快適だが、寝坊の危険性があるのでかなり気を遣った。幸い早起きを成功させることが出来たので良かった。

 

行きの電車は通学ラッシュに巻き込まれて高崎まで座ることが出来なかった。朝から3時間程度立ちっぱなしは流石に体にこたえる。もう若くないという事実を痛感させられた。

 

沼田駅から大清水まではバスなのだが、1時間半と異様に長い。しかしこの時間を睡眠に回すことで、電車内で失った体力を何とか回復することができた。

 

  大清水には大きな休憩所があるが、大半の登山客はここからではなく鳩待峠から尾瀬を目指すため、人はまばらであった。大清水から一ノ瀬までは砂利道と舗装路が断続する緩やかな坂道を登る。時折来るシャトルバスに道を譲りつつ一ノ瀬を通過。

 

一ノ瀬以降はようやく登山道らしい傾斜の道となる。道は非常にぬかるんでおり、水も溜まっていた。また浮石も多く、雨天時の通行には注意しなければならないだろうと感じた。噂をすれば、というタイミングで雨が降り始める。初めてレインウェアとザックカバーを使った気がするが、それまでの山行が天気に恵まれていただけのことである。ただ、何故か少し動きが鈍くなった気がした。雨の威力か、自身の体力が無いだけか。恐らく後者であろう。更なるトレーニングが必要である。

 

  こう考えるも束の間、登山道もすぐに終わり、整備された平坦な木道が始まる。基本的に尾瀬の木道は2本が並行して通っており、行き違いも容易である。尾瀬沼休憩所までは眺望も無く、この木道が延々と続く。歩き易いことこの上無いが、雨天時のスリップには注意が必要である。

 

  沼尻までは尾瀬沼沿いを進む。この道には通行注意の看板が多いが、それは木道の木が朽ちてしまっているからである。所々道が崩れており、板があるかと思いきや固定されておらず、シーソーのように不安定な感じになる。この道を歩くときは足元に細心の注意を払うべきである。下手をしたら足を滑らせて尾瀬沼に沈みかねない。

 

  沼尻からは湿地帯の木道を進み、その後登山道を行く。道なりに進めば良いのだが、見晴新道分岐までは目印になる標識も何もないため、少し不安になった。

 

  コースタイムから1時間程度早くキャンプ場に着いた。キャンプ場周辺には小屋が集まっている。テント場は広く、人もそれほど多くなかったため広々と場所を使うことができた。夕食はポトフを頂く。南アルプス合宿前半の記録で絶賛されていたので期待していたが、それに違わぬ美味しさであった。今回はマスタードを入れることで味に変化が生まれ、飽きることなく食べ切れた。山での食事は最後に飽きることが多いので、飽きずに食べることができたのは非常に大きかった。宿泊山行の夕食は毎回このポトフで良いな、と本当に思った。

 

  食後にCLが翌日の天気を確認すると、午後から雷雨の可能性有りと言う。そのため至仏山を巻いてそのまま鳩待峠へと午前の早い時間に下山することにした。因みに尾瀬ではauユーザー向けに無料Wi-Fiが設けられており、尾瀬一帯の大概の小屋では使えるようだ。しかし自分はdocomoのため、その恩恵に与ることは無かった。圏外である。

 

食後は強烈な眠気に襲われた。平坦な道とはいえ2人という人数の少なさゆえに1人あたりの荷物が多く、重さで意外と疲れていたのだろう。この程度で疲れていては先が思いやられるが、ご飯を食べた後19時頃には早々にシュラフに潜り込んだ。

 

(2日目)

 

  雨音で叩き起こされる。それぐらい激しい雨であった。しかし幸運なことに雨はすぐ弱まり、片付け等はスムーズに行うことができた。朝食はペペロンチーノ。水につけておいたサラダスパゲティを使ったため調理時間が短く済んだ。ただ麺の量が多かった。個人的にはかなり美味しかったのだが、CLは油と量の多さに辟易してグロッキー状態になっていた。

 

 キャンプ場を出る際に道を間違えてしまった。出鼻を挫かれた。キャンプ場周辺は道が入り組んでおり、分かりにくい。すぐ気が付いたので良かったが、地図の読み込みが甘かったと感じた。

 

 燧ケ岳を背にひたすら尾瀬ヶ原を進む。木道はよく整備されており、朽ちることなく綺麗であった。ただただ長いだけの道であるが、所々にはテラスが設けられており休むことが出来る。池塘と呼ばれる池のようなものが点在しており、それぞれで異なる様子をしているのが面白かった。木々はもう色めき始めており、紅葉の時期にはどんなに美しいことだろうと思った。

 

 ノンストップで歩き続け、出発から1時間半程度で山の鼻に到着。少し休憩を取り、鳩待峠へと向かう。鳩待峠へのコースの前半は平坦な道であり、2.2km25分と平地並みのスピードで踏破した。後半は階段等の登りが多かったが何のことはなく、コースタイムの半分程度で鳩待峠に着いた。しかしバスの時間まではまだ1時間あり、暇だった。もう少しゆっくり歩いてバスの時間に合わせるべきだったと反省したが、次第に雨脚が強まったので、逆に早く着いて正解だと思った。

 

戸倉までのバスは乗車券を先に鳩待峠で買わなければならないのでさっさと買っておきたかったのだが、肝心の乗車券売り場がバスの出発10分前になっても開かない。5分前ぐらいに係員が来て開けてくれたが、もう少し余裕を持って来て欲しかった。確かにこんな朝早くに下山する輩などいないだろうが、バスの時間が設定されている以上、そこはしっかりして欲しい。

 

 戸倉までのバスは揺れが激しい。酔いかけたが睡眠に入ることで難を逃れた。戸倉からも再び長いバス旅である。今回はバスの印象が強過ぎるな、と思いながら尾瀬を後にした。

 

 

 

 今回は山らしい山に登っていないので、少し白い目で見られるかもしれないが、折からの悪天候と自身の技量の無さ、そして個人山行であるという点を御了承頂きたい。ただ、テレビ等でよく見る尾瀬の雰囲気を実際に知ることができる良い機会ではあった。また人がまばらで非常に静かであり、静かに自然を楽しみたい自分にとっては嬉しかった。とはいえやはり心残りがあるので、いつかリベンジを期したい。尾瀬の代名詞ミズバショウが咲き誇る初夏が良いであろう。

 

 

沼尻付近から燧ケ岳を望む(9/7 13:56 撮影者:内山)

 

 

尾瀬ヶ原にて色づき始める木々(9/8 6:02 撮影者:内山)