高尾山南陵山行(18/04/01)


 

☆天気

 

快晴

 

 

 

☆コースタイム

 

06:56京王高尾山口駅07:00---07:20琵琶滝---08:03高尾山08:10---08:30大垂水峠分岐---08:55大垂水峠---09:15大洞山09:24---09:44中沢山---10:05西山峠---10:20三沢峠---10:

 

43草戸山11:24---12:05四辻---12:20京王高尾山口駅

 

 

 

☆行動と感想

 

今回の山行は新歓山行の偵察を主な目的としたものだった。新歓山行の計画が立てられた当初は第2回を高尾、第3回を奥多摩の川苔にする予定であったが、川乗橋での落石により林道が通行止めになっているとの情報が入り急遽、川苔での新歓山行は取りやめになり、第3回も高尾で実施することになった。これまでに高尾山の山行は何回か経験してはいたがいずれも高尾~城山~景信~相模湖というルートだった。さすがに2回も同じようなルートで山行を実施するのは新入生に申し訳ないということで、自分たちも経験していない別ルートを探すことになった。そんな経緯があり、今回の山行は急ごしらえの計画になり、偵察が目的であったためコースタイムも短めに設定することになった。

 

 

 

当日の朝はほかの宿泊山行と比べるとそれほど早くもないが、午前中で山行を終わらせるため、高尾に行くにしてはやや早めの集合であった。参加した部員が2人だけの非常に小規模だったので、途中のJR高尾駅で合流するとそのまま高尾山口駅を経て登山口に向かった。早くから集合したこともあり、日曜ではあったが登山客の数はまばらだった。ルート確認と準備体操を行い、忌々しいケーブルカー乗り場を横目に登山を開始した。今回我々が歩いた6号路はいつもの稲荷山ルートと同じケーブルカーの左わきを通り道なりに進んだところにある。

 

 

 

琵琶滝まではそこそこ整備された登山道であるので登山靴でなくても問題はなく、木々が木陰を作ってくれて進みやすいみちであった。歩いていくとすぐに滝が見えてくる。それほど大きい滝ではないが、水流の音ははっきりと聞こえ、「水のコース」と呼ばれる6号路のオープニングを飾るにはピッタリのものだった。滝を過ぎて小さい橋に行くまでは木の根が露出しており、かつ湿気が多い場所のためやや滑りやすかった。またその先へ進むと川の中を飛び石で進むみちもあり、登山靴を履いていない新入生がとおる際は注意したい箇所であった。しかし、それらの危険に配慮すれば全体的に水と自然を感じられるとても良い道だと感じた。

 

 

 

水を感じられた川を過ぎると狭い登山道になり、やや急な坂もあって高尾山頂までは少し辛い道が続く。階段が多いため道の安全性はとくに気にしなくてもよいと思う。この道の途中で一回くらいは休憩をはさむとよいかもしれない。かくいう我々は休憩ポイントなどを考えながら、休憩は高尾山頂まで取らず、本番で新入生と山頂で楽しめることを期して、山行を続行した。

 

 

 

大垂水峠から大洞山、中沢山は多少のアップダウンはあるが登山初心者でも難なく進める道で、やや時間がかかる道のりかもしれないので新入生とコミュニケーションをとるには最適の場所である。高尾山頂で昼休憩をとるのははやいのでこの周辺で昼休憩をとる可能性もあるだろう。

 

 

 

中沢山~西山峠~三沢峠の道のりは急な下り道もあり、登山靴ではないと少し滑りやすい箇所も存在する。自分もやや急な下りで気をそらした瞬間に滑ってしまった。普通の靴で登山をしたため踏ん張りがきかず、かなり滑り落ちてしまった。幸い怪我はなかったものの特に注意したい箇所である。三沢峠から草戸山山頂に向かう途中の道で少し開けた道がありそこから近辺の町や津久井湖を見下ろすことができた。ちょうどその景観の見える場所には休憩スペースが用意されていた。

 

 

 

草戸山では意識が朦朧としていた高齢の男性の救護と救急の要請をしていたため少々予定が狂ってしまったが、草戸山自体は展望台も設置されていて、神奈川県や町田市が望むことができるビューポイントである。我々は件のアクシデントもあり、十分に景色を楽しむことができなかったが、本番は晴れていれば素晴らしい景色を拝むことができるはずである。

 

 

 

四辻から高尾山口駅までは完全に山道で桜などの木々を見ることができたが、特に特筆すべきポイントはない。ただ全体的にくだりみちであるので、滑らないように気を配りたい。

 

 

 

総括すると、序盤の水のコースと中盤以降の山道で対照的なコースで数は少ないが急な道もあり登山とはこういうものだということがわかるようなルートではないかと思う。登山の経験がなくても気軽に登れるコースで新歓山行に最適とまでは言わずとも、適しているといえるかもしれない。

 

高尾山山頂(8:03 撮影者:川原)

見晴台(9:53 撮影者:川原)