塔ノ岳(19/06/09)


☆天候:雨

 

☆コースタイム

大倉0815---0934駒止茶屋0939---1045花立山荘1055---1125塔ノ岳山頂1150---1209花立山荘---1234堀山の家---1248駒止茶屋1253---1344大倉

 

☆行動と感想

 この土日に予定していた赤岳山行が雨で中止になり、代わりに比較的天気の回復していそうな日曜日に、丹沢で歩荷トレーニングを行った。赤岳に参加予定だった6名のうち、3年生3名が参加した。

 予報が外れ、土曜日は晴れたのに日曜日が雨になった。朝からしとしとと雨が降り続き、止む気配はない。いつもは登山客でごった返す渋沢駅北口も、さすがに閑散としていた。ほとんど貸し切り状態のバスで大倉に向かい、もう8回目になるバカ尾根を登り始める。私は17kgのザックを背負ってきたが、男子は20kgを優に超えていて、SL30kg近かったらしい。これだけ負荷に差があるのだから遅れはとるまいと、何とか付いて行った。

 バカ尾根には急登ポイントが4つある。(記憶が正しければ)見晴茶屋直後、駒止茶屋直前、茅場平~花立山荘間、そして塔の岳山頂直下だ。一番長くて苦しいのは茅場平~花立山荘間の急登だが、それ以外のゾーンも油断できない。30kgを持ってきたSLは序盤かなりきつそうで、こまめに休憩をとっていたが、しばらくすると荷物の重さに慣れたようだった。

 私はザックが軽すぎたかもしれないと思いながら歩いていたが、堀山の家を過ぎたあたりから足が疲れてきた。山の雑誌に載っていた、つま先から接地するような意識でフラットに接地する歩き方で登ると楽に感じた。花立山荘直下の階段は、今後の参考にと段数を数えながら登った。(下山した瞬間に段数を忘れてしまった。350段だった気がするが、今度行く人は数えてみてほしい。)

 この時期の大倉は晴れるととにかく蒸し暑いのだが、雨のおかげで涼しく快適に登れた。塔ノ岳山頂は霧で真っ白で、山頂についても尊仏山荘が見えないくらいだった。山頂で背負ってきた水を捨て、下山した。

 バカ尾根を歩荷する日が来るとも、自分にできるとも思っていなかったので、感慨深い気持ちになった。合宿で余裕をもって登るためには、バカ尾根くらいはちゃんと登れないといけないのかな、とも思う。

 

花立山荘から南方を望む(6/9 10:52 撮影=川原)