唐松岳(23/02/21-22)

◎メンバー

佐々木(CL、M2),岩﨑(SL、法4),猪股(社4),淺香(経2)

 

◎天気

2/21 曇りのち吹雪

2/22 快晴

 

◎コースタイム

2/21 5:30国立===10:00頃白馬=(リフト)=11:00中継地点12:54---13:30八方池山荘(泊)

2/22 4:00起床→八方池山荘5:10---7:37丸山ケルン---8:43唐松山荘---9:00唐松岳---9:30唐松山荘(休憩)9:48---12:18八方池山荘

 

◎行動と記録

1日目

 

 今シーズン2回目の宿泊雪山登山。この時期に北アルプスに行くのは初めてなので楽しみだ。今回も豪さんの運転により白馬へ。ありがたい。部室前泊で睡眠不足の僕は車内でずっと気絶してました。  到着。白馬スキー場では日本語と外国語が半々くらいで聞こえてきた。受付でリフト券を購入したが、基本的に往復と片道の金額がほぼ変わらないので往復を先に買ってしまった方がよい(一敗)。そのままリフトを乗り継いで八方池山荘へ……というつもりだったが、どうやら強風で途中までしかリフトが動いていない様子。しばらく待ったがリフトが動かないため最後のリフト1本分は歩いて登る。強風と雪による視界不良で進むことを諦め、下ノ樺泊の予定を変更して山荘近くにテントを張ろうとしたところ、リフトの燃料などが埋まっているため小屋周囲のテント泊はNGと言われてしまった。これ以上進むのは危険ということで、やむなく山小屋泊。余分なお金を持ってきている人が少なく宿泊代が結構ギリギリだった。このような小屋泊や、エスケープした際のタクシー代として、最低1万円は余分に持っていくべし。今夜のご飯はペミカンシチュー。メンバーが米を美味しく炊いてくれたが、本人は少し芯が残ったと満足いかない様子。次回に期待したい。小屋内の環境は最高だが、あまり疲れていなかったせいか、すぐ目を覚ましてしまう。長い一夜だった。

 

2日目

 4時起き、5時出発。まだ暗い中ひっそりと小屋を出ると、どうやら天気は良さそうだ。何も目印のない冬山で、暗い中歩き始めるのは初めて。尾根を歩いていくので、雪庇を踏み抜いたり滑落したりしないように細心の注意を払った。安全面から言えば、もう少し遅く出発するべきだったといえる。この日の日の出は6時半だったので、6時頃に出るくらいでよかったか。ただ、未明に出発したからこそ得られるものもある。暗闇の中GPSとケルンを頼りに歩いていると、少しずつ明るくなってきた。曙光に照らされて、一面の雲海が顕になる。尾根の末端の雪と雲の境が曖昧だ。北アルプスの山々も姿をあらわす。朝日を背後にしてしばらく進み、日の出を見ながら一息つく。何もない尾根上を歩いていくので、明るくなれば迷うことは無い。想定していたほどのラッセルはなかったが、とにかく風が強い。強風の中歩くいい訓練になった。八方池山荘から唐松岳までずっとワカンで歩いたが、唐松山荘あたりでアイゼンに履き替えるべきだった。唐松山荘から唐松岳までの尾根ではかなり斜度のある斜面を横断する必要がある。ワカンの2本爪はかなり心許なく、落ちまい落ちまいと思いながら一生懸命踏ん張った。こういう時のためにトレーニングをしているのかもしれない。  山頂に到着。360°の大パノラマ。雲一つ無い晴天で、富士山まで見通すことができた。風があるので、アイゼンに履き替えて早々に小屋まで退散した。小屋で休憩して下山。行きは我々が一番乗りで当然誰も見かけなかったが、帰りは丸山ケルンあたりで登ってくる人にたくさんすれ違った。スキーヤーの方がかなり多く、冬でも大人気の山のようだ。てくてくのこのこ歩いている身からすると、颯爽と滑っていくスキーヤーが羨ましい。この頃になると風も収まり、絶好のスキー日和だった。帰って来ると八方池山荘はスキーヤーで大賑わいだった。隅っこでこそこそパッキングをしてリフトで麓まで下りて行った。予想外の小屋代がかかったのと資金が潤沢でなかったことで、リフト代と駐車場代を払って車に乗り込んだころには全員合わせた所持金が2,000円ほどだった。あの時、我々はリゾート地・白馬で最も貧乏な4人組だったに違いない。結構ギリギリだったことに慄きつつ、東京へ帰還した。

 今回の山行は、次の雪山集大成となる白馬岳登山に向けた登山であった。ただ、小屋泊となったことで荷物を持って歩くことがなく、ラッセルもあまりなかったので、負荷はそこまで大きいものではなかった。次回までに歩荷なりで各自の訓練が必要そうだ。うまくいかないこともあったが、最高の景色が楽しめて、満足な山行だった。

 

山頂にて(撮影:岩﨑)