両神山(17/09/05)


 

・コースタイム

 

9/51日目):西武秩父駅0820===0909薬師の湯0913===0948日向大谷口0950---1036会所---1205清滝小屋1220---1308両神神社1322---1352両神山山頂1408---1433両神神社---1509清滝小屋1520---1623会所1628---1655日向大谷口1720===1755薬師の湯1815===1904西武秩父駅

 

 

 

・行動と感想

 

 今回は98日~9日の木曽駒ヶ岳や15日~17日の尾瀬の山行のための調整のための日帰りの山行であり、途中で山岳部のOBの方とも合流した。この山行は日帰りとしてはかなりのボリュームがあり、自分は始発の電車に乗ったのにも関わらず、帰宅は午後11時を回っていた。また、両神山は日本の百名山にも数えられており、標高は1723mである。

 

 当日は西武秩父駅からバスに乗車し、乗り継ぎをしつつ両神山に向かった。乗車時間が1時間を超えたにもかかわらず、バスの運賃が500円ほどで済んだので普段の山行よりもリーズナブルだと感じた。日向大谷口に到着後に軽い準備運動をしてから登山を開始し、序盤は緩やかな登りと平坦が混じった道のりを進んだが、休憩など少々ゆったり行き過ぎたようで、会所に着いたときはコースタイムを10分ほど超えてしまった。そこから沢を臨みつつ清滝小屋まで登っていく途中で登山道をショートカットしてしまうなどのハプニングもあった。このとき、コースアウトを防止するためには先頭の人に安易に着いていくのではなく後方から道を確認するなどの広い視野を持つことが重要だと考えた。

 

清滝小屋は無人であったが、トイレなどは整備されていたため少々長めの休息をとった。小屋から両神神社にかけての区間が急な登りで、この山行のハイライトであり、事実、山と高原地図でのコースタイムでも下りと登りで20分のタイム差があった。この区間の鎖場は左程難易度が高くなかったので鎖を使わない場面も多かったが、基本的に鎖場を登るときは、手足の4点のうち必ず3点は岩場にしっかりとかけてもう1点を動かすという3点支持をすることは常に心掛けるべきであったと反省した。両神神社でOBの方と合流し、各自昼食を摂った。山頂までの道は危険な岩場であったため気を付けながら登頂した。

 

下山の際は、足を斜めにして下る方法やジグザグに下る方法など、有用なテクニックを先輩から教えてもらった。これらのテクニックは足の負担を減らし、けがの防止にもつながるので積極的に取り入れて実践していこうと思う。スタート地点の日向大谷口のバス停に着いたのは予定にコースタイムよりも10分ほど遅かったが、これは休憩を長くそしてたくさんとりすぎたことが原因だと思われる。登山の際はテント場がいっぱいになる前に山小屋に到着したり、帰りのバスの時間に間に合うように下山するなど時間に追われることも少なくないので、遅れないようなペース配分を心掛けるべきだろう。

 

全体の総括・反省点としては比較的楽に登れ、夏休み中の山行が糧になっているのだと実感でき有意義な山行となった。ただ、長めの山行であったために翌日筋肉痛になってしまったことや、所持金がギリギリであったことなど反省点も多かった。今回は日帰り山行だからよかったものの、泊りの山行だった場合はパーティメンバーに多大な迷惑をかけていただろう。このように、日帰りの山行は合宿にむけて自分の欠点を洗い出せる重要な機会であるためこれからも積極的に参加しようと思う。

 

雲取山山頂(13:54撮影)

清滝小屋(15:11撮影)