滝子山(23/02/27)

◎メンバー

塚本(CL、経2),吉川(SL・記録、社1)

 

◎天気

2/27 快晴

 

◎コースタイム

笹子駅08:05---登山口08:30---10:58滝子山頂11:17---13:07初狩駅 (5時間2分、12.1km)

 

◎行動と感想

 2月最終週の春休み低山山行として、山梨県は大月市にある滝子山(1620m)に繰り出した。2つの登山口の両方が中央本線の駅から歩いて向かえるという、アクセス良好な山である。今回我々は笹子駅から寂ショウ尾根を伝って登り、初狩駅方面に降りるというコースを選択した。この寂ショウ尾根であるが、どうやら危険なルートらしく、登山口やルートの途中には再三にわたって注意喚起の看板が立てられていた。季節が季節なので凍結や残雪も懸念されたが、YAMAPで直近の活動報告を見る限りその心配はなさそうであったため決行することにした。

 

 笹子駅から30分弱歩き入山するや否や待ち受けるのは急登である。水平距離3kmほどで1000m上がるのだから無理はない。堪えて歩を進めると今度は長い岩場に差しかかる。樹林帯であり崖もそこまで鋭く切れているわけではないので、八ヶ岳や日本アルプスの尾根歩きほどの高度感・恐怖感はないものの、勾配がかなり急なのもあり、気の抜けない状態が続いた。ただ、南側の斜面を登っていたため暖かく、標高を増すごとに背後に富士山が外輪山の陰から姿を現し、登頂へのモチベーションとなった。山頂は狭かったが、眺望は秀麗富嶽十二景の名に恥じぬ圧巻の富士山や南アルプスの山々も望め、大変素晴らしかった。所要時間1時間半とハイペースで下山し、予定より一本早い電車に乗って帰路についた。

 

 アクセス、眺望、登りごたえともに良好であり、日帰り山行にしてはなかなかの満足度であった。懸念していた凍結もほとんどなく、危なげなく山行を終えられて良かった。

 

寂ショウ尾根の注意喚起(撮影:吉川)

山頂にて(撮影:吉川)