茅ヶ岳・金ヶ岳(17/11/19)


 

☆天気 

 

晴れ

 

 

 

☆コースタイム

 

韮崎駅0851===0915深田記念公園入口0920---1007女岩1017---1113茅ヶ岳山頂1139---1226金ヶ岳山頂1243---1430茅ヶ岳(金ヶ岳)登山道入り口===1535韮崎駅

 

 

 

☆行動と感想

 

 部室に前泊する部員が何名かいて、自分もそこに加わった。前泊組は当日0420に起床して0512の中央線に乗り込み0738に韮崎駅に到着するという、バスの時刻に比べて随分早い時刻に駅に到着する行動をとった。これは韮崎で朝マックに行きたいという四年生の要望が反映されたものである。朝早く起きるのは少々嫌ではあったが、結果的には良かった。車窓から大菩薩の山々のモルゲンロードを見ることができたのである。さらに、韮崎駅からマックへ行く道のりの景色が素晴らしかった。先日登った鳳凰三山や富士山がはっきりと見えた。4年生曰く、我々山岳部員は韮崎駅をよく利用するけれども、街を歩いたことはあまり無い。なのでぜひ歩いてみたかったのだ、とのこと。景色がいいのは計算済みだよと言う先輩を見て、頼もしいと感じた。

 

 行きのバスは立ちの客がぎりぎりまで詰めて中に入る混雑度であったが、増発便は無かった。登山ポストは駐車場の登山道への道の入り口付近に一つと、そこから少し進んだところにもう一つあるのを発見した。深田記念公園入口の駐車場にはすでに到着した登山客のものであると思われる車がたくさん止まっており、山頂は混むことが予想された。

 

軽く準備体操を済ませ出発。まっすぐな道が30分程度つづいた。気温も最初は寒いと感じたが歩いていると暑く感じられたので、登山道と一般道が交差する地点で一度休憩を取り、ほとんどの部員が12枚ほど洋服を脱いだ。8枚も重ね着している一年生もいて、いやいやそれは暑いだろという話などした。女岩までは緩やかな一本道がまっすぐ続いているという様子の登山道である。中くらいの岩がゴロついており、気を付けながら進んだほうがいい。

 

女岩からの道はそれまでの緩やかさとはうって変わって急坂と化す。秋に登る場合は落ち葉を踏み抜かないよう注意する必要がある。尾根に出たところでいったん休憩をとった。登った登山道を振り返ると富士山がそびえたち、東側には金峰・瑞垣がはっきりと見える。茅ヶ岳山頂までの尾根沿いの道は狭く、事前に予想された通り混雑しており前のグループを抜かすことはできずゆっくり歩くしかなかった。

 

茅ヶ岳山頂の景色は素晴らしかった。南アルプスや南八ヶ岳が一望でき、他にも富士山や金峰瑞垣にも囲まれていた。雪で白い山々をみて4年生はまた雪山に登りたいと思うようになったそうだ。

 

茅ヶ岳山頂から急な下りが始まる。茅ヶ岳からコルまで約110m一気に下り、そこから金ヶ岳山頂まで約180m登り返すという地形をしている。一日の山行の中でここが一番疲れるポイントである。結局コースタイムマイナス10分で金ヶ岳山頂に到着。帰りのルートはそのままピストンで帰るコースと、山頂から西へ進み明野まで下るコースの二種類があり、部員間で話し合った結果、バスの時刻なども考慮に入れて後者のルートを選択した。

 

金ヶ岳山頂からはロープがある場面もあるなど下りに注意を要する地点が少しあったが、そこ以外は単調な下りであった。途中一年生で下りに自信のあるものに先頭を交代し、走りながら下山した。10分程度の出来事であったが、4年生もいるグループの中で1年生が先頭を務めるのは、大きな自信につながる良い経験になったのではないだろうか。林道に出てからバス停までの道のりは、登山道ではないが眺めがとてもよかった。新歓でこの日のルートをつかう、というのも悪くないと思う。

 

もともと甲武信岳が天候不順となったため計画された今回の山行であったが、非常に充実した登山であったと感じる。危ぶまれた天候もふたを開けてみれば絶好の登山日和であった。参加してくれた部員に感謝します。

 

 

茅ヶ岳山頂より南アルプスを望む(1115 三宅撮影)

 

茅ヶ岳(金ヶ岳)登山口バス停の景色(1437 曲撮影)