金峰山・瑞牆山(17/11/11-12)


 

天気

 

両日:晴れ

 

 

 

一日目

 

930瑞牆山荘出発950---1045富士見平小屋(テント設営)11:40---1203桃太郎岩(通過)---1315瑞牆山山頂1335---1445桃太郎岩(通過)---1530富士見平小屋

 

 

 

二日目

 

出発520---605大日小屋620---6:40大日岩※¹645---755”2467m地点”---8:28金峰山山頂---10:25大日岩(通過)※¹---10:48大日小屋11:01---11:32富士見平小屋(テント撤収)12:20---1241瑞牆山荘

 

 

 

 

 

行動と感想

 

一日目

 

 初日は天気が心配されたが、嘘のように雲一つない晴れとなった。 

 

 828分に韮崎駅に到着する下りの中央本線に皆乗ってくるはずだったが、一部(4年生)は846分韮崎駅着の上りの中央本線で来るという波乱の幕開けの山行となった。そのあと無事、850分に予約していた大型タクシーに乗り、瑞牆山荘へ。この時期になると、平野でも紅葉が色づいており、山梨の紅葉を楽しみながらのタクシーであった。

 

 瑞牆山荘で軽く体操をして、第一目的地である富士見平小屋へ。山と高原地図には「滑りやすい急坂」と書いてあるが、登る分には問題ない。途中、瑞牆山を臨めるベンチで長めの休憩をとったり、読図をして場所の確認をしながら登った結果、コースタイムの5分遅れになってしまったが、無事富士見平小屋へ到着。

 

 

 

富士見平小屋テント場

 

  水場有(少し遠い)、トイレ有(電気はない)、料理用のテーブル・椅子有

 

日当たり良好。

 

テント場はたまに大きな岩が埋っているが寝る分には問題なし。

 

 

 

富士見平小屋で、テントを張り荷物を軽くして、瑞牆山へと出発した。富士見平小屋周辺は日当たりが良かったが、瑞牆山へ向かう途中の沢までは日が当たらなく、薄暗く少し肌寒い。少し登って沢まで下り、桃太郎岩を越えてから登りが続く。瑞牆山が岩山ということもあり、登るにつれて岩が出てくる。少し疲れてきたころに、鎖場とハシゴがありそこを登ると瑞牆山山頂である。見事な吹き曝しで寒い。寒い。しかし、雲一つない瑞垣山からの秩父の景色は壮観であった。いわゆるインスタ映えするようなとても素晴らしい景色である。そこで、集合写真を撮り来た道を戻って富士見平小屋へ。

 

 一日目の夜は、マーボー春雨とポテトサラダとアルファ米。寒い季節は辛くて熱い食べ物がとても身に染みる。とてもおいしい食事であった。その後は、テントで各々ゆっくり過ごす。久しぶりに6テンに入った私は、後輩たちとトランプとUNOを楽しめた。後輩がいろいろとゲームを提案してくれたので、いつも九十九ばかりやっていた自分にとってはとても新鮮であった。きつい山に登るのも楽しいが、このようにそこまで辛くない山に登り、夜の時間をゆっくりテントで遊んで過ごすのも悪くない。夜は寒いので5、6枚着込んで寝たが、夏用シュラフではとても寒かった。寒さで何回か目を覚ます羽目になったので、今後この時期の山行では冬用のシュラフを持っていくことを強く勧めたい。

 

 二日目、朝にニュウメンとスポーツ羊羹を食す。6テンでは、そうめんをゆでる水を多く汲みすぎてしまい、食後にゆで汁が残っていることが発覚。後処理に困ってしまったので、今後はゆでるお湯の量に関しても気を払った方がよい。また、朝になって自分のヘッドランプが壊れてしまい、出発を15分遅らせる羽目に。山行前にはヘッドランプの点検もしっかりしないと命取りになる。また、予備の電池だけではなく、隊で1つ予備のヘッドランプを持って行ってもいいだろう。

 

再び軽い荷物で金峰山へ。大日小屋までは、軽くアップダウンが続いた。ところどころ霜が降りていることで、昨日の寒さがわかる。大日小屋は無人小屋で、まさに幽霊小屋であり、テント場は小屋より少し高く日の当たる場所にあるが、宿泊はあまりお勧めできないところであった。大日小屋からは、ずっと登りが続く。大日岩※¹(大日岩という看板とチェックポイントが少しずれているので注意)を越えて、金峰山へと向かう。森林地帯は少し急な登りもあったが、歩きやすい。たまに鎖場が出てくるが難易度は高くない。途中から稜線に出ると、岩肌が多くまた山梨側が崖になっているので注意が必要である。特に、この時期は日陰のところは岩が凍っているので、滑りやすく危険である。初心者には向かないかもしれない。また、手袋がないと岩肌で手を傷つけるので注意が必要である。岩山を2つほど超えるとようやく金峰山の山頂に着く。奥秩父一の展望とはその名の通り、富士山を中心にアルプスの山々が見える景色はまさに筆舌に尽くしがたい。アルプスの景色とはまた違った山の景色の良さや感じることができる山であった。

 

その後は、来た道を引き返す。岩場は登りよりも下りの方が怖いが、金峰山の下りはそんなに気にするほどでもない。富士見平小屋で荷物を回収して、タクシーの待つ瑞牆山荘へ。最後の下りは、行きは急な登り坂とは思わなかったが、下山時は少し急に感じた。落ち葉で滑りやすくもなっていたので、注意をしながら歩いた。

 

無事けが人もなく、瑞垣山荘に到着。下山完了である。そのまま大型タクシーに乗って韮崎駅に向かった。

 

瑞牆山山頂より富士山を望む(11月11日13時15分)

金峰山へと向かう途中(11月12日7時50分)